シリー・シンフォニー・シリーズ

1929年の『骸骨の踊り』に始まった本シリーズは1939年までに75本が制作され、シリーズ名”Silly Symphony”が示すように、元々音楽作品の気まぐれな伴奏として意図され、アニメーションの芸術やテクノロジーを発展させるための実験的なプラットフォームとして、キャラクター、ストーリー、最新テクノロジーなど様々な試みが積極的になされたことでも知られ、ディズニー社が長編アニメーションを制作するのに重要な役割を担った。
「ミッキーシリーズ」と異なり基本的に継続的なキャラクターが登場せず、笑いの要素を含まない作品も多い。
特に3色カラーを世界で初めて用いたアニメーション『花と木』は有名で、他には『みにくいアヒルの子』『三匹のこぶた』などの童話や『マザーグース』を題材とした作品も多い。
シリーズの中から7つの作品が「アカデミー賞短編アニメ賞」を受賞し、数冊の児童書も生まれている。

シリー・シンフォニー・シリーズ

童話や神話、古いお話や詩を基にした「シリーシンフォニーシリーズ」その1

今までもたくさん童話や神話などを基にしたお話は紹介してますが、紹介しきれなかった作品も多数あり、まとめて紹介します。『ノアの箱舟(Father Noah's Ark)』1933年4月8日公開作品『ノアの箱船(Father Noah's Ar...
シリー・シンフォニー・シリーズ

童話や神話、古いお話や詩を基にした「シリーシンフォニーシリーズ」その2

こちらで紹介する作品もすべてウィルフレッド・ジャクソンの監督作品です。『アリとキリギリス(The Grasshopper and the Ants)』1934年2月10日公開作品「アリとキリギリス」は日本人にも馴染みのあるイソップ童話(寓話...
シリー・シンフォニー・シリーズ

童話や神話、古いお話や詩を基にした「シリーシンフォニーシリーズ」その3

『黄金の王様(The Golden Touch)』1935年3月22日公開作品この物語は、日本人にはあまりなじみのない「ギリシャ神話」の話で、触るもの全てを黄金に変える力を得たミダース(ミダス)王の物語に基づいている。この作品は「ウォルト・...
シリー・シンフォニー・シリーズ

『三匹の子ぶた』と同じキャラで作られた『赤ずきんちゃん』と狼少年のアレンジ作品

基本的に同じキャラが登場しない、一話完結のシリーシンフォニーシリーズで例外的にプチシリーズ化したのが1933年5月公開の『三匹の子ぶた』。この作品で登場する”3匹の子ぶた”と”狼”を『赤ずきんちゃん』『オオカミは笑う』『働き子ぶた』の3作品...
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シリーシンフォニーの最後の作品は『みにくいアヒルの子』

『みにくいアヒルの子』は皆さんご存じの通り、1843年のアンデルセンによる同名の童話を原作とした作品ですが、シリーシンフォニーシリーズでは2作品の『みにくいアヒルの子』が作られている。2作品あるディズニーの『みにくいアヒルの子』1作目はモノ...
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ドナルド・ダックのデビュー作品『かしこいメンドリ』

『かしこいメンドリ(The Wise Little Hen)』1934年6月9日に公開された『かしこいメンドリ(The Wise Little Hen)』は、アメリカの寓話『赤い雌鶏(The Little Red Hen)』に基づいた話。原...
シリー・シンフォニー・シリーズ

ディズニー初の長編アニメーション『白雪姫』のための試験作品4つ

元々シリーシンフォニーシリーズは試験的、実験的な要素の多いシリーズだが、特に世界初のカラー長編アニメーション映画『白雪姫』が公開のため、ディズニーでは何本かの試験的な作品が作られている。特にその代表的な作品を4つ紹介。90年前に作られた最初...
シリー・シンフォニー・シリーズ

世界初の三色式テクニカラー方式を採用したアニメーション『花と木』

作品を見ればわかる『花と木』の想像力の凄まじさ1932年7月30日に公開された『花と木(Flowers and Trees )』は、バート・ジレットが監督を務め、1932年第1回目の「アカデミー賞短編アニメ賞」を受賞した作品。『花と木(Fl...
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