ピートのデビュー作品
ディズニー映画の処女作となった『蒸気船ウィリー』にはミッキーマウス・ミニーマウスと共に、もう一人重要なキャラ「ピート (Pete)」 が登場している。
フルネームは「ペグレグ・ピート(Peg-Leg Pete)」、または「ブラック・ピート(Black Pete)」とも。
実はピートのデビューはもっと古く、実写とアニメーションを合成した『アリスの謎解きパズル(Alice Solves Puzzle)』という短編映画で1925年2月15日と実はミッキーよりもかなり古株。
上の『アリスの謎解きパズル』の絵を見ればわかるが「ピート」は、もともと「クマ」をモチーフとしたキャラだったが、ミッキーが登場すると「猫(ヤマネコ)」をモチーフにしたキャラに変更された。
登場作品は非常に多く、2013年の『アナと雪の女王』の同時上映作品として劇場公開された最新のミッキーマウスの短編映画シリーズ「ミッキーのミニー救出大作戦」(原題:Get A Horse!)でも、ミニーを誘拐しようとする悪役(ほぼ主役)で登場している。
ピートのキャラ設定
ピートは伝統的にミッキーマウスの宿敵、ライバルとして描かれ、ミニーマウスを何度も誘拐しようとする悪名高いキャラ。
蒸気船ウィリーでは船長として登場し、泥棒や海賊など悪役系の職業や社長役、中古車セールスマンとして登場。
中古車セールスマンは、アメリカでは粗悪品を高値で売る職業として認識されている側面がありやはり悪役。
また、第二次世界大戦中、ピートは”徴兵”され、米国商船の公式マスコットとして登場した。
ドナルドの訓練教官、後に軍曹とジャンプマスターを演じた。
漫画では、「ミッキーマウスの極秘任務」 (1943年)でナチスドイツのスパイとなった。
でも、その一方で間抜けなところがある憎めないキャラで、ミッキーやドナルドがトラブルを起こして、結果的に被害を被る設定が結構ある。
また、作品によってはミッキーと仲良くしたり、ミッキーの誕生日をお祝いしたり、ミッキーの友人でもある、根はやさしいキャラ。
しばしば義足として登場することがあるが、義足の理由は悪役の海賊ジョン・シルバーをモデルに描かれていたためと言われている。
因みに、東京ディズニーランド・トゥーンタウンには、ピートが経営者の義足屋「P.L.PETE’S PROSTHETIC DEVICES」が存在する。
ピートの家族と友人
グーフィーを主役とした作品『パパはグーフィー』(Goof Troop)では、ピートには美人でスタイルがいい妻ペグと息子PJ(ピート・ジュニア)、娘ピストルが登場している。
その作品の中では、ペグは気が強く、ピートを尻に敷いているという定番設定で、隣人のグーフとは家族ぐるみの付き合いをしている。
また、ピートとグーフィーとは同じリトルリーグでバッテリーを組むなど子どもの頃からの幼馴染で、息子のPJはグーフィーの息子であるマックスと同じ学校に通う親友になっている。
Goof Troop 🔥🔥🔥 pic.twitter.com/RaWqy5yxeO https://t.co/Mi62BxOGBn
— Hot White Hennessy (@Phillystunna221) September 15, 2024
↑『パパはグーフィー』(Goof Troop)
コメント