『ドナルドのポリスマン(Officer Duck)』1939年10月10日公開作品
「ドナルドダックの短編シリーズ」にピートが初めて登場した作品。
あらすじ
警察官のドナルドは恐ろしい悪者タイニー・トムという名のピートを捕まえるよう依頼される。
ドナルドは勇敢にも自分よりずっと大きく凶悪なトムに逮捕すると告げるが、トムに襟首をつかまれ震えあがり、トムはドナルドを投げ飛ばし追い出す。
次にドナルドは捨てられた赤ん坊のふりをして家の扉を叩き同情したトムは赤ん坊になったドナルドを家に入れる。
ドナルドはトムのポケットから銃を盗み、手錠を掛けようと試みるがなかなかうまくいかないが、最後はついにトムに手錠をかけ、足枷を付けることに成功。
怒ったピートはドナルドを追いかけるが外には、大勢の警官がいてトムは御用となる。
Today marks the 83rd anniversary of the animated short #OfficerDuck, starring Donald Duck.
— Disney Wiki (@Disney_Wiki) September 22, 2022
Donald plays a police officer, but could he possibly have any tougher job than having to serve Pete with an eviction notice? pic.twitter.com/LMXuADk64K
凶悪なピートをたった一人捕まえた凄腕警官のドナルド。
やればできるんですね。
ドナルドが警官になりピートを捕まえる話と言えば、もう一つ 1934年11月公開の『ミッキーの犬泥棒』があり、この作品はモノクロ作品でドナルドダックが登場してから3作目の初期の作品でした。
『ドナルドの仕事は楽し(The Riveter)』1940年3月15日公開作品
ドナルドは『白雪姫』の「ハイホー」(Heigh-Ho)を歌いながら登場。
Today marks the 84th anniversary of the animated short, "The Riveter".
— Disney Wiki (@Disney_Wiki) March 15, 2024
Donald lands a job working high steel as a riveter for construction foreman Pete. pic.twitter.com/5JSCb9Vtlc
あらすじ
高層ビルの現場監督ピートは、作業員一人を激しく怒鳴りつけて解雇したのち”リベッター募集”の看板を地面に打ち付ける。
そこを通りかかったドナルドは興味を示し、仕事を始めるが、作業場所は最上階で、ドナルドは恐怖のあまり仕事にならない。
さらにリベットガンの使い方がわからず機械に翻弄される。
激怒したピートは鉄骨の上でドナルドを追いかけるが、最後ピートは高層階から転落し、落下したところには速乾性の石膏が入った桶があった。
ピートは起き上がるが間もなく石膏が固まり動けなくなる。
現場監督もピートにぴったりの職業で、1933年「アカデミー賞の短編アニメ映画賞」にノミネートされた『ミッキーの摩天楼狂笑曲』でも演じ、その前のオズワルドの1928年の作品『スカイ・スクラッパーズ』でもピートが登場し現場監督を演じている。
『ドナルドと山男(Timber)』1941年1月10日公開作品
あらすじ
浮浪者のドナルドは、ご機嫌に「She'll Be Coming 'Round the Mountain」を歌いながら線路沿いを歩いているとおいしそうな匂いがする小屋を発見。
窓から見えるおいしそうな料理にそっと手を出して盗み出す。
しかしそこはピートの家で、ピートはまさに昼食を食べようとしている最中だった。
ピートはウインナーの代わりに、火のついたダイナマイトをドナルドに渡し爆発。
ピートは食べたければ働けと斧をドナルドに投げつける。
ドナルドは仕事に取り掛かるが、切り倒した大木が、ピートの上に倒れピートは激怒。
逃げるドナルドを追いかけるが、追跡劇はそれぞれ一人乗りトロッコに乗っての線路上での戦いに。
常時優勢だったピートだが、最後はピートのトロッコがコースを外れて貨車の列に突っ込み終了。
ドナルドは「She'll Be Coming 'Round the Mountain」を歌いながら去ってゆく。
Timber (1941) pic.twitter.com/UO9DScVt23
— Panel Pulp (@panelpulp) February 23, 2018
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