すっかり定番になった「ミッキー、ドナルド、グーフィー」トリオが活躍する初期カラー作品おすすめ３選

『ミッキーの消防隊（Mickey’s Fire Brigade）』1935年8月3日公開

これはミッキーが消防士になる2作目の作品で、一作目は1930年6月に公開された『ミッキーの消防夫(The Fire Fighters）』でした。
その時はまだ、ドナルドもグーフィーもおらず、ホレス・ホースカラーと多くの動物たちがチームになって、ミニーの救出劇があったが、今回はミニーは登場しないが、ドナルドとグーフィーとのチームでホテルの消火活動を行う作品。

前半は間抜けな消火活動が行われ、後半のクララベルの救出劇は爆笑です。

Ben Sharpsteen’s MICKEY’S FIRE BRIGADE (1935) was released on this date. 🚒 pic.twitter.com/aBhfaQo90M

— The Tinseltown Twins (@TinseltownTwins) August 3, 2023

↓こちらは珍しいカラーリング前の鉛筆画によるテストアニメーション

『ミッキーの猛獣狩り（Moose Hunters）』1937年4月17日公開

邦題は「猛獣狩り」となっているが原題は「Moose Hunters」なのでヘラジカ狩りのこと。

ミッキーは1931年4月にプルートと『ミッキーの大鹿狩り（The Moose Hunt）』でハンティングに出かけているので、ヘラジカのハンティングは2度目。

今回は、グーフィーとドナルドが雌のヘラジカに変装して、オスのヘラジカをおびき寄せミッキーがその仕留める作戦だったが、過剰な女装と香水が予想以上に効果を発揮して、過度に発情してしまったヘラジカに追いかけられ大変な目に合う。

『ミッキーのお化け退治 （Lonesome Ghosts）』1937年12月24日

お化けの題名があるがホラー要素は一切ない、いつものコメディ作品。
物語は幽霊屋敷に住むお化けたちが”幽霊駆除”の新聞広告を見て駆除業者であるミッキーチームに電話をしていたずらで幽霊駆除の依頼をするところから始まる。
依頼を受けたミッキーたちは何も知らずに意気揚々と幽霊屋敷に訪れるが、そこで幽霊たちから様々ないたずらを受けてしまう。
映画「ゴーストバスターズ」の元祖と言ってもいい作品。