凶暴なピートが登場する戦前のカラー作品

『ミッキーの引越し大騒動(Moving Day)』1936年6月20日公開作品

ピートが保安官と言う名の借金取りになって、ミッキーとドナルドを威圧する。
いかにもピートらしい役柄の作品。

あらすじ

家賃を6か月滞納しているミッキーとドナルドの家へ保安官ピートが「立ち退き通告書」を持ってやって来る。
ピートは立ち立ち退きだけでなく、持ち物すべてを担保として売り払うと宣言する。
ミッキーとドナルドは、ピートが持ち物を売ってしまう前に引っ越すことを決意。
そのとき、ちょうど氷屋のグーフィーがトラックに乗ってやって来たので、ミッキーとドナルドは引っ越しを手伝ってもらうことに。
ドナルドは急いで荷造りしている最中、ガスヒーター引っ張りガス管が取れてガスが漏れに。
家の中が騒がしいと再びピートがやって来て3人を怒鳴りつけるが、その時に葉巻を吸うためにマッチに火を付ける。
とたんに大爆発が起こり、爆風で家とすべての家具が吹き飛ぶ。
ミッキーとドナルド、グーフィーの3人はおおあわてでトラックに乗り逃走。
途中、吹き飛んだ家具がなぜかすべてトラックの荷台に落ちて来て。
ピート一人が残される。
ミッキーの引越し大騒動(Moving Day)

この作品から、ドナルドダックのデザインがさらに変更され、顔と手足が少し大きくなっている。
グーフィーもカラーリングは少し違うが、この時から現在の定番衣装になっている。

なお、この作品のピートの言葉
・Too late!
・HEY YOU
・COME BACK HERE–!
・HEY!!!

といくつかのうねり声は、2013年公開のミッキーの短編映画『ミッキーのミニー救出大作戦(Get a Horse!)』で再利用された

『ミッキーのドキドキ汽車旅行(Mr. Mouse Takes a Trip)』1940年11月1日公開作品

『ミッキーのドキドキ汽車旅行(Mr. Mouse Takes a Trip)』
あらすじ

休暇に出発するミッキーとプルートは「バーバンク駅」に到着、「ポモナ」行きの列車を待つ。
列車が到着し乗り込むが、間もなく車掌ピートに「犬は乗れない」と言われ投げ出されてしまう。
ミッキーは何とか乗り込もうとプルートをスーツケースの中に押し込んで乗車に成功。
ピートが切符を確認しに来て何とかやり過ごせると思ったが、スーツケースの中にいるプルートを発見される。
ミッキーとプルートは逃げ出し、列車内でのそれを追うピートとのドタバタ劇が始まる。
最後はプルートが開いた窓から外のフックに引っ掛かり、列車の外に出されてしまう。
それを追い外に飛び降りたミッキーだったが、降りた所は目的地の「ポモナ駅」だった。

旅の出発のバーバンク駅は、ウォルト・ディズニー・プロダクションズの本社がある場所
ピートが「ニャーオ!」と鳴く姿が見れる珍しい作品。

ミッキーのドキドキ汽車旅行(Mr. Mouse Takes a Trip)

↑「ミッキーマウス」の声を演じるウォルトディズニー「ピート」の声を演じるビリー・ブレッチャーの貴重な映像

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