囚人ミッキーが脱獄する『ミッキーの陽気な囚人(The Chain Gang)』
物語は、パーシーとクララベルなどのお馴染みのキャラたちが6人が大きな鉄球と首枷を付けられて、うつむいてゆっくりと力なく歩いているところから始まる。
最後尾のミッキーで、彼はクララベルのしっぽに鉄球ひっかけて、その鉄球に乗りながら歌を歌い一人楽しそうにしている。
そこに義足姿で看守のピートがやってきてミッキーを怒鳴りつける。
作業場について作業が始まるが、看守のピートが眠っているとわかると、みな作業をやめて騒ぎ出すが、間もなく看守が目覚めて、びっくりした看守は暴動と間違え大騒ぎになる。
その混乱に乗じてミッキーは塀を飛び越え脱走に成功する。
それに気づいた看守が、警察犬を連れてミッキーを追う。
最後ミッキーは崖から転落。
落ちた先は刑務所の檻の中だった。
1930年9月5日に公開されたミッキーが刑務所から脱獄するという、今見ても異色作品だが、これもウォルトディズニーが監督から離れ、アブアイワークスが去った後、バートジレット監督の作品。
ただ、これがプルートのデビュー作と公式でもなっているのには違和感がある。
同スタイルの犬が登場しているだけで、しかもミッキーを追う警察犬が「プルート」って、おかしい。。。
皆さんどうですか?
Today, with the 90th anniversary of the Mickey Mouse cartoon “The Chain Gang” (1930), we also celebrate 90 years since the first bow wow from our favorite pup Pluto! You can learn more about this classic canine in our newest Spotlight article! https://t.co/h03Gbd8RI2 pic.twitter.com/NJMQoduDGQ
— Walt Disney Archives (@TWDCArchives) September 5, 2020
ミニーを助けようと懸命なミッキーがかわいい『ミッキーのゴリラ騒動』
続いて1930年9月22日に公開された『ミッキーのゴリラ騒動(The Gorilla Mystery)』は、ゴリラに捕まえられたミニーをミッキーが救出する内容で、ラルフ・スペンスの1925年の演劇『ゴリラ』のパロディとのこと。
ミッキーが「動物園からゴリラが逃げ出した」という新聞記事を読み、ミニーを心配して電話をする。
ミニーは怖がっていなかったが、そのゴリラがミニーの家に侵入しミニーを誘拐してしまう。
電話越しに叫び声を聞いたミッキーは、ミニーを助けに向かう。
原作の『ゴリラ』は見たことないがこれもストーリ性があって、少しのスリルと必死なって「ミニー!ミニー!」と叫びながらミニー探し救出しようとするミッキーがかわいい作品。
コメント