バートジレット監督の異色の2作品

囚人ミッキーが脱獄する『ミッキーの陽気な囚人(The Chain Gang)』

『ミッキーの陽気な囚人』
物語は、パーシーとクララベルなどのお馴染みのキャラたちが6人が大きな鉄球と首枷を付けられて、うつむいてゆっくりと力なく歩いているところから始まる。
最後尾のミッキーで、彼はクララベルのしっぽに鉄球ひっかけて、その鉄球に乗りながら歌を歌い一人楽しそうにしている。
そこに義足姿で看守のピートがやってきてミッキーを怒鳴りつける。

作業場について作業が始まるが、看守のピートが眠っているとわかると、みな作業をやめて騒ぎ出すが、間もなく看守が目覚めて、びっくりした看守は暴動と間違え大騒ぎになる。
その混乱に乗じてミッキーは塀を飛び越え脱走に成功する。

それに気づいた看守が、警察犬を連れてミッキーを追う。
最後ミッキーは崖から転落。
落ちた先は刑務所の檻の中だった。

1930年9月5日に公開されたミッキーが刑務所から脱獄するという、今見ても異色作品だが、これもウォルトディズニーが監督から離れ、アブアイワークスが去った後、バートジレット監督の作品。

ただ、これがプルートのデビュー作と公式でもなっているのには違和感がある。
同スタイルの犬が登場しているだけで、しかもミッキーを追う警察犬が「プルート」って、おかしい。。。
皆さんどうですか?

『ミッキーの陽気な囚人(The Chain Gang)』

ミニーを助けようと懸命なミッキーがかわいい『ミッキーのゴリラ騒動』

『ミッキーのゴリラ騒動』

続いて1930年9月22日に公開された『ミッキーのゴリラ騒動(The Gorilla Mystery)』は、ゴリラに捕まえられたミニーミッキーが救出する内容で、ラルフ・スペンスの1925年の演劇『ゴリラ』のパロディとのこと。

ミッキーが「動物園からゴリラが逃げ出した」という新聞記事を読み、ミニーを心配して電話をする。
ミニーは怖がっていなかったが、そのゴリラがミニーの家に侵入しミニーを誘拐してしまう。
電話越しに叫び声を聞いたミッキーは、ミニーを助けに向かう。

原作の『ゴリラ』は見たことないがこれもストーリ性があって、少しのスリルと必死なって「ミニー!ミニー!」と叫びながらミニー探し救出しようとするミッキーがかわいい作品。

『ミッキーのゴリラ騒動(The Gorilla Mystery)』

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